【2015】第36届日本名人战（棋谱）

金蛋哈利

第３局　白番。唯一の勝ち手は？
　●北野拓海　Kitano Takumi
　○村上　健　Murakami Takeshi

序盤から互角の展開。図で私は白ｅ８と打ったのですが、以下黒ｆ８→白ｇ８→黒ｂ２…で白の敗勢になってしまいました。図では黒に打たれる前に白ｂ２が最善。ここに打つと左辺を取られる上に将来黒ｇ２で第２行も取られて勝てなさそうに思えるのですが、もし黒ａ１→白ｂ１→黒ａ７と応じてくれれば白ｇ６→黒ａ６→白ｈ３で簡明な偶数勝ち形になります。しかし初手白ｂ２に対して黒ａ６→白ｇ６→黒ａ１→白ｂ１→黒ｇ２と最善で応じられると白＋２形勢ではあるものの非常に白の打ち方が難しくなります。いずれにしても私には勝てない終盤戦でした。北野兄弟はとても強いですね。

金蛋哈利

　第４局　黒の唯一の勝ち筋は？
　●森　高宏　Mori Takahiro
　○村上　健　Murakami Takeshi

森二段とはずいぶん久しぶりの対戦です。序盤は先日流山オープンで浦野二段に打たれた展開を使ってみました。その時は私があっさりと負けたのですが、森二段は的確な打ち回しで互角の展開に。３６が悪手。ここはａ３と取るべきでした。黒からａ７と取られて白大ピンチ。４０はまずａ２を考えたのですが、以下黒ｂ７→白ａ８→黒ａ３→白ｂ８→黒ｅ８…で簡明な敗勢と判断。実戦４０は捨て身の勝負手です。４５は普通に黒ｇ８→白ｂ７→黒ｈ４で白負け。もはや俎板の上の鯉のような気持ちだったのですが、黒は４５ｃ１！　これはさすがにやり過ぎで形勢不明に。以下二転三転の複雑な終盤戦。図の最善は黒ｈ４。以下白ｈ６（打たないと黒に打たれる）→黒ａ１！　これがなんともうまい手順で、次に白ｂ２だと黒ｇ３！→ｈ２の連打が生じます。この連打を防ぐために白は自らｇ２に先打するしかなく、黒２石勝ちになるのでした。

佩哥

我这段时间研究的开局频繁出现在名人战上了，看样子我抓住潮流了哦~，流行开局

金蛋哈利

第５局　黒番。ｂ７とｇ７のどちらに打つ？
　●阿部由羅　Abe Yura
　○村上　健　Murakami Takeshi

図で私は黒がｂ７に打つことを期待していました。以下白ａ８→黒ｇ７なら左辺に白から打てない１個空きが２個できて黒良さそうに見えますが、その後白ｇ２！→黒ａ７→白ｈ８→黒ｈ７→白ａ５…で白は偶数理論を奪回できます。これはやや白良しの形勢。ところが阿部三段は図で黒ｇ７！　これが上手い手で、実戦のような展開でいずれ白は偶数理論からｂ７に打たされ、黒ａ５→ａ７の連打を与えてしまいます。それでもまだ４８でｇ２なら黒僅か＋２という細かい形勢だったのですが、実戦４８が悪手で差が広がりました。

金蛋哈利

　第６局　黒番。唯一黒が勝てる手は？
　●村上　健　Murakami Takeshi
　○弘中智彦　Hironaka Tomohiko

序盤から黒がやや不利になったのですが、粘りに粘って図まで持ち込みました。正解は黒ａ７！　左辺を捨てて損なようですが、白に上辺を取らせれば黒ｈ４→ｈ２の連打が生じます。以下実戦は最善手順。白はａ１ではなくｇ７の方が黒の間違いを誘えたかもしれません。

金蛋哈利

　第７局　白番。どこに打つ？
　●後藤雅宏　Goto Masahiro
　○村上　健　Murakami Takeshi

図では白ｂ２が良かったようです。実戦のａ４は疑問手。以下ずっと苦しく、残念ながら白にチャンスはありませんでした。

結果は３勝４敗で負け越しでした。皆さんに別れを告げ、今新幹線の中でブログを書いています。明後日からオセロ部の春合宿。頑張って練習しようと思います。



注，以上七盘的解说来自村上  健的赛后回忆。

佩哥

金蛋哈利 发表于 2015-3-22 22:51
第５局　黒番。ｂ７とｇ７のどちらに打つ？
　●阿部由羅　Abe Yura
　○村上　健　Murakami Takeshi

劳烦蛋总翻译一下~